保育BCPについて。はじめにお読みください。
「保育児童福祉施設BCP」安全計画義務化！BCP努力義務！
保育園や子ども施設においてBCP（業務継続力計画）を策定することは、未来の子どもたちを守り、社会全体を支える重要な取り組みです。
2023年4月末から、保育福祉施設の安全計画が義務化！
避難訓練と防災教育が月に1回の義務化！
BCP＜事業継続力計画＞は努力義務になりました。
しかし、「防災」や「BCP」という言葉が浸透しつつも、保育園・幼稚園のBCP策定書を見せていただくと、有事の際は実行できないマニュアルやBCP策定が多いのが現実です。
義務化になったから、とりあえず提出用に安全計画やBCP策定書をつくるのではなく、想定外を検討しつつ「命を守れる」「事業継続できる」策定が必要です。
BCP策定書は防災担当者思考によって、大きく違いが出てきます。
東日本大震災後、多くの訴訟問題となっているため、「安全配慮義務」などの法的視点も必要です。
そして、今後ますます進む少子化により、厳しい経営環境が想定される中で「選ばれ続ける保育所」であり続けるために、充実した施設や保育内容だけではなく、リスクマネジメントや危機対応が不可欠です。
自然災害に対応した BCP の策定は優先順位が高い取り組みの一つであり、命と未来の経済を守ることに繋がります。
保育中の園児の事故を防ぐための取り組みとして、法令に基づく安全配慮義務を意識し、防災リテラシーUPの教育と避難訓練等のみならず、自然災害発生時の業務継続という対応について改めて考えていく必要があります。
保育園や幼稚園の安全計画・訓練・教育の義務化！マニュアルとBCP策定の5つのポイント
保育園や幼稚園、児童福祉施設のBCP（事業継続力計画）の努力義務及び安全計画の策定やマニュアルなど、次々と行政より指示されることで、普段の業務をこなした上、「防災訓練や教育」の月に一度の実施の義務化は、職員の負担が大きくなり疲弊している状態です。
その負担は命を預かる施設にとって、必ず行わなければならない5つのポイントがあります。
１.子どもたちの安全確保の重要性について
保育園では、子どもたちの安全が最優先されます。BCPは、災害時においても子どもたちの安全を確保するために適切な対策を講じる必要があり、これには、職員や子ども達…保護者にむけての防災教育と、避難計画や連絡手段の確保・救急対応のトレーニングなどの訓練が含まれ義務化となっています。月に1回の訓練や教育の企画を考え実行しなければならない対策は時間と労力を要します。
２.保護者とのコミュニケーションについて
災害時には、保護者との円滑なコミュニケーションが不可欠のため、保護者への情報提供や連絡先の確保や適切な指示の伝達なども含むため、これらの対応も負担が大きいと言えます。災害時には通信手段が制約されることがあります。保育園は、保護者が情報を入手しやすい手段や場所を提供する工夫を考えておくべきです。保育園は、保護者との安否確認システムを導入し、円滑な情報共有を図ることも必要とされます。
３.施設の運営継続について
保育園は子どもたちが安全かつ健康的に過ごす場であり、その運営を継続することが求められるため、安全確保のためにもプロ視点によるハザード確認をすると、安全配慮義務が果たせていないBCP策定が目につきます。施設の運営を続けるための計画を策定し、それを実行するための指針を提供するのがBCPです。スタッフのトレーニングや代替施設の確保などが含まれ、これらの手続きも手間がかかります。
4.法的・規制上の要件の遵守について
保育園は、子どもたちとスタッフの安全を確保するために、適切な避難計画を策定し、実施する責任があります。これには、避難経路や避難所の確保、緊急時の連絡手段の整備などが含まれ、法的・規制上の要件に従う必要があります。BCPはこれらの要件を考慮に入れ、適切な形で対応する必要があります。これには法令の確認や変更に対する迅速な対応が求められ、それが負担となります。
5.組織全体の協力が必要について
BCPの実施には組織全体での協力が必要で、スタッフや関係者との連携、トレーニング、定期的な演習などが求められ、これらを適切に実施するには多くのリソースと時間がかかります。
総じて、子どもたちの安全や施設の運営を考慮したBCPは、慎重かつ綿密な計画が必要であり、その実行には多くの労力とリソースが必要です。
BCP策定の手間だけではなく、園長や職員に負担の軽減の目的で“アウトソーシング”という視点でお考えいただき、日常の業務の中に自然に「防災意識」を取り入れたBCP策定を行っています。
「会員様ページ」では、更に具体的にご説明しております。
多くの保育園や児童施設ではBCP＜事業継続力計画＞が進んでいない！その理由は？
自分の専門分野でもない行政書類に取り組むことは、不確実性や知識不足の可能性が伴い、知らないことへの不安よって行動を阻害することがあります。
防災のプロではないのに、わからないことが多い上、学ばなければならない情報の範囲が広く、何をどのように選べばいいか迷ってしまうでしょう。
行動を起こすためには十分なモチベーションが必要で、目標が不明確で実行するに値する魅力がなかったり、報酬が見込めない場合、行動を起こす意欲が減退してしまうのが現実です。
そして、子ども達の命を守るための策定が義務になっていることで不安となり、完璧な計画や状況を求めてしまうあまり、それが行動の妨げとなり、なかなかスタートを切れなくなります。
そして、防災の場合、重要なことと緊急なことの区別がつかないことが多く、緊急な課題に追われる中で本当にやるべきことに手が回らなくなることがあります。
何かを先延ばしにしてしまう状態「先延ばし症候群（プロクラスティネーション）」 が続くことによって期限が迫り、災害について学び考えることなく穴埋め式ひな形書類を提出する結果となり、いざ災害という時に機能しない防災マニュアル・BCP策定をつくってしまうことになります。重要な課題を優先して取り組むことで、混乱を避け、成果を上げやすくなります。
「先延ばし症候群（プロクラスティネーション）」は習慣化されると様々な行動の妨げとなりますので、重要な課題を優先して取り組むことで、混乱を避け、成果を上げやすくなります。
子ども達の命を預かる保育園や児童施設では、子ども達と職員の命を守る！個人と地域・国の経済を守る！
それぞれの状況によって異なる理由が影響しているかもしれませんが、具体的で実現可能な目標を設定し、それを可視化することでモチベーションが向上します。
専門家に助けを求めることで、不安や困難に対処しやすくなります。
月に1回の義務化！防災教育研修と避難訓練を企画する運営側をサポート
平時の業務の他に行わなければならない業務が増えてしまうことから、息切れされている職員が多くいらっしゃいます。
園児・保護者・経営者主任・職員・栄養士と立場変われば、教育の内容も違います。現場に出向き指導する方法や、オンラインでいつでもどこでも学べる方法と、関わる全ての関係者に漏れることなく学んでいだけるシステムをご用意しています。
防災推進共育機構「オリジナルサービス＆サポート」貴園のためのHPページ制作
平時の業務内時間で職員にまとまった時間をつくることは、職員と経営者にとって負担となるため、皆様のニーズや期待に合わせて柔軟に調整できる柔軟性を持つための、当機構独特のサービスとサポートになっています。
災害や緊急事態が発生した場合、緊急事態において子どもたちの安全を最優先とするための戦略を提供し、BCPに基づいた対応が行われることで、保育サービスを継続できるように策定いたします。
BCPの継続的な教育と訓練を通じて、災害時に命を守る行動が普及され、災害対策が整備されていることは、保護者に対して信頼感を築く要因となり、子どもたちの安全が確保され、保育サービスが継続されることに対する不安が軽減されます。
子どもたちは将来の社会を担う存在です。
BCPを通じて子どもたちの安全を確保し、保育サービスを継続することは、社会全体の安定と重要な未来への投資となります。
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過ごしていただきたいと当機構は願っています。
是非、お問い合わせください。
「こども情報net」 保育園・児童施設での防災お役立ち情報もご覧ください。
